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『ディスレクシア ~高次の読み(読解)とは?~』
2024/01/10
こんにちは。言語聴覚士の杉江です。
前回は読みには低次の読みと高次の読みがあるとお伝えしてきましたが、今回は高次の読みについて説明していきたいと思います。
低次な読みが簡単な読みだとすると、高次な読みは複雑な読みになります。
そんな複雑な読みとはずばり読解になります。
読解とは文字の音を音読を通して認知したあとに、それを言語として認知して理解する段階の読みになります。
うーん。なんだか難しいですね。
具体例をあげると、(りんご)という文字を見て頭の中に(り・ん・ご)という音が頭の中に出てその後、(りんご)という言葉を認知するまでが低次の読みの段階で、りんごというものが何か頭の中で理解できるところが高次の読みになります。
高次の読みはつまりは言葉を理解する力とも言えるのです!
ちなみにディスレクシアの方はこの高次の読みには本来障害がないことが多いと言われています。しかし、ディスレクシアの方はこの高次の読みでつまずく方も少なくありません。さてそれはなぜでしょうか?
その答えについては次回また詳しくお伝えしたいと思います。
言語聴覚士 杉江直哉